今日は久しぶりに川内町中高年登山教室で三ヶ森に登る。
今年の年度始めに登山教室の年間スケジュール表をもらったら
１２月に三ヶ森に行くと有り、三ヶ森の名前は初めて聞くので
どこにあるのかネット仲間の掲示板で質問したら石鎚山系の
山だと教えてくれた。石鎚山系の地図を見ると確かに三ヶ森の
名前が載っている。 早速カシミールで確認してみた。

川内から見た石鎚山系 雪の頃になると石鎚の左に 白くなった山があるのを 何の山だろうと思いながら 見ていたのだが、あの山が 三ヶ森だったのか

７時１０分前に公民館に着いたのに定刻になっても清家先生が現れない。
忙しい人だから他の山のスケジュールと勘違いして来なかったらどうしようと
言っているところに現れた。
清家先生が乗り込むと同時にマイクロバスは出発する。今日の参加メンバーは１７人。
いつもは女性が倍くらい多いのに今日は何故か男性が多い。

どこから山に向かうんだろうと思っていると清家先生がバスの運転手に行き先を指示している。
それによると桜三里を越えて丹原町に入ってから山に向かうようだ。
鞍瀬谷の途中から上がっていくと予想していたが違った。
桜三里を下りて最初の信号を左折すると今治方面に向かうが、この信号の次の
点滅信号を右折した。その後すぐに左折、右折を繰り返し高速道路の下をくぐって
山に向かう。道は狭い。おまけにこの狭い道で路線バスとすれ違うことになってしまった。
自分の運転ではしんどいが町のバスなので運転する疲れもなく安心していける。
バスは谷沿いを走っていき、途中で右折して橋を渡り楠窪林道に入っていった。

この林道をバスはあえぎながら登っていき 路肩の広くなったところで停車した。（８時３０分頃） この地点で既に標高８００ｍ程度上がってきているらしい。 それだと残りの標高は５００ｍちょっとである。 清家先生も今日は早く降りてくることになると バスの運転手に話していた。

８時５０分頃出発する。ここからは林道を少し歩く。
まだ林道工事の途中なのか道端には重機も何台か有った。
しばらく歩くと工事関係者以外立入禁止の看板とロープを張ってあったが
当然のようにロープをまたいで 先に進む。

三ヶ森登山口の標識を発見し ここから山に入っていく。 帰ってから気付いたが 三ヶ森の標識はこれしか 無かったような気がする。 写真で左に見える１ｍ程の 角材に三ヶ森登山口と書いて あった。

最初は植林された杉林の中を歩く。太陽は当たらないが特別寒いということもない。

９時４５分頃 杉林の中に突然青色の小屋が 現れた。この山の持ち主が 山で作業をするときの小屋らしい。 ここは登山ルートではない。 ちょっと休憩で立ち寄っただけなので 間違えないように。

ここまで来たらあと１時間もかからないとの言葉で出発する。
途中で沢にワサビが自生し鉄条網が張ってあった。しかし鉄条網の外にも
ワサビは生えているので１枚摘んで食べてみた。口の中でピリピリは
するがワサビの味は無いような気がしてもう１枚食べた。このピリピリは
癖になるのだ。人目がなかったらこっそりと持ち帰りたいくらいだ。

このワサビ沢を過ぎて尾根に出る。あとはひたすら尾根歩きだった。

頂上間近の尾根歩き 結構勾配がきつかった。 上がりきったところが 頂上かと思ったが清家先生は 休むことなく前に進む。

この尾根にはシャクナゲがいっぱい有ったので花の頃に来るのも良いだろう。
着いたよーと先頭グループが叫んでいる。やっと三ヶ森頂上だ。

	１０時３５分　三ヶ森山頂到着 こちらを向いて皆に山の説明をする 清家先生 残念ながら見ての通りの天気だ。 天気が良ければ石鎚が目の前に きれいに見えるはずなんだが。 三ヶ森山頂は狭い。我々１７人が 全員立つことは出来ないくらいだ。
	地図を見ながら説明を聞いたり 自分でいろいろ場所を確認する。 この地図は先生がいつもコピーして 持ってきてくれる。 山頂からなんとか見えたのは 子持権現と石鎚スキー場くらいだった。 三ヶ森からはこの２つが同じ方向に 見えたのだ。
	カシミールで三ヶ森山頂からの 石鎚を作ってみた 天気が良ければこんな風に見える はずなんだが
	カシミールで表示される地図 三ヶ森の位置関係が分かりやすい 堂ヶ森と二ノ森の中間に鞍瀬の頭が 有りそこから延びる尾根筋に 三ヶ森がある。 この地図を見ても石鎚山系が正面に 見えることが分かるだろう

山頂から見下ろすところに電波の反射板が見えた。
上の地図で言うと三ヶ森山頂から右上（北東）に延びる尾根の一部が平らになっており
そこに 反射板が設置されているのだ。 あそこまで行って昼食にしようと言う。

１１時５分頃反射板の手前にある ここに到着した。日が当たり快適な 弁当タイムだ。 なかなか気持ちが良かった。 イノシシが地面を掘り返した跡が そこら中に有った。と言うことは イノシシもここがお気に入りなのだろう

ポカポカと陽気も良くて気持ちよく弁当を食べるが、
この後に予想もしてなかった事態になるのだった。

後半に続く